食品機械

真空冷却機(真空快速冷却機)

< CM-200GD >

「食」の提供における最も重要な点。それは、「安全」であること。しかしながら近年、食品危害(食中毒)など食品関連の事故が多発し、食品加工の現場はさらなる衛生管理が求められています。食品危害の主な原因は有害微生物です。安全性確保のためには、その汚染と増殖を防ぐことが不可欠ですが、これらの微生物は自然界のあらゆるところに存在するため、汚染を皆無にすることは困難を伴います。しかし、有害微生物増殖への対応策がないわけではありません。それが食品の温度管理であり、なかでも「真空冷却」は理想的な温度管理を実現する最も有効な方法として注目されています。これからの衛生管理に欠かせない冷却テクノロジーについて、食品加工に携わる多くの皆さんに知っていただきたい。その目的から「真空冷却」の情報をまとめました。時代のニーズに応えた、より高レベルの安全性追求に、ミウラからの提案です。

安全な美味しさを追求するすべての人々へ → 真空冷却機CM型

(真空冷却は…?)
冷却庫内を真空状態にし、気化熱を利用して、食材を短時間で冷却する方法です。

(食中毒の防止に有効!)
1. 冷風ファンによる冷却に比べ非常に短時間で冷却することができます。
2. 調理物を均一に冷却します。(芯温が残りません)
3. 冷却後は除菌フィルタを通して空気を槽内に供給するため衛生的です。

PID制御を搭載

PID 徐冷制御の効果

液体冷却 飛散抑制
煮物の冷却 調味液の含侵促進 (真空含浸効果)、ジューシー感の維持
揚物の冷却 コロモの剥離の抑制
炊飯の冷却 ふっくら
異種食材の温度ムラ低

※ 調理物、使用容器によっては真空冷却に向かないものもあります。冷却方法については弊社営業までお問い合せください。

PID徐冷カーブは
5つのパターンから選択できます

  • 冷却槽内の真空度を検知し、予め設定した冷却カーブに沿って自動制御で冷却
  • 調理物の種類に応じて5つの徐冷パターンから選択が可能

徐冷工程にもPID制御を使用し
スムーズな作動となりました

これまでの段階的なバルブのON・OFF制御からバルブの開度を自動調整することでむらのない真空解除が可能となりました。

PID徐冷制御の効果